前回に引き続いて、イギリス英語とアメリカ英語の発音の違いを解説していきます。
前回の例と同じく、明確に違いが判るのはaの発音の仕方です。
基本的にはアメリカでは、aをアルファペットの読み方と同じくエイ、あるいは短く口を開いたア(アとエの中間のような音)と発音します。
ところが、いつもというわけではないのがややこしいところですが、イギリスでは、ロンドンを含めた南部や中流階級以上の人たちは、このアを長く伸ばしてアーと発音する場合が多くあります。この場合の音は普通にカタカナのアを伸ばして発音した音ととても似ています。
一番有名な例はcan’tの発音で、アメリカ英語の場合はcanとcan’tの発音の違いは最後の聞こえるか聞こえないか程度のtの音だけですが、イギリスではcanはキャン、can’tはカーント、と発音されるので違いは明瞭です。
他にもaskやbath, haveなどといった単語でもこの長く伸ばすアは見られます。
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