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Tはどこに消えた?

アメリカ英語と比べると、tを強く発音するのが特徴的と言われることも多いイギリス英語ですが、実は、tの音が消えてしまうこともあるんです!今回はそんな例を紹介します!

tがきちんと発音されるのは正統派の、いわゆるクイーンズイングリッシュと呼ばれるザ・イギリス英語でだけで、ほかの地方、特にロンドンの労働者階級の人々や、北部の人々が話す英語では、tが消えてしまうことがよくあります。


消えてしまう、というのはどういうことかというと、突然ですが、皆さん、『切手』と日本語で発音してみてください。この時、きの音とての音の間は、単なる空白ではなく、のどを閉じるような『っ』が挟まりますよね。これを専門用語でには声門閉鎖音と呼ぶのですが、英語ではtの発音がこの音に置き換わってしまうことが多いんです。





何が何やらわからないと思いますので、具体例を見ていきます。


例えば、Laterはレイアー、Better はベアーのように発音されることが多くあります。ここで一つ注意するのは、レイとべの間にこのtの音が発音されないものの挟まっているため、母音が途切れる、ということです。


つまり、betterとbearの発音は同一にはなりません。無理やりカタカナで書くとすれば、ベッアーといったところでしょうか。


同じように、Nice to meet youのmeetのtが飲み込まれ、ナイストゥミーッユーと言われ鵜ことが多くあります。この辺りは、英国人女優/俳優が数多く出演しているハリーポッターの映画などを観るとよくわかるかと思います。

ちなみに、これはmountainやforgottenなどといったnの前のtの場合、アメリカ英語でも見られる現象です。

慣れないとびっくりしてしまうかもしれませんが、tは時々消えるということをぜひ覚えていてくださいね!

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